沖縄の歴史と伝統が息づく「きしもと食堂」訪問記

沖縄

沖縄の名店、きしもと食堂へ

沖縄の美ら海水族館の近く、本部町には「本部そば街道」と称される、沖縄そばの名店が並ぶエリアがあります。その中でも、特に注目すべきは1905年創業の「きしもと食堂」。この店は、沖縄県民にとっても特別な存在で、その歴史と伝統の味が多くの人々を引き寄せています。

伝統と現代が交錯する店内

「きしもと食堂」の外観は、その長い歴史を物語るような趣があります。店の位置は美ら海水族館から車で10分ほど。少し隠れ家的な場所にありますが、それがまたこの店の魅力を高めています。訪れると、行列ができていることも珍しくありませんが、その待ち時間は決して無駄にはなりません。

シンプルだからこそ味わえる、真の沖縄そば

店内に入ると、まず目を引くのは壁一面に飾られた著名人のサインや写真。これだけの人々が「きしもと食堂」を訪れ、その味を愛してきたのだと実感します。座敷席やテーブル席はシンプルながらも、どこか懐かしさを感じさせる空間が広がっています。

伝統の味、そして家族の絆

メニューはシンプル。沖縄そばの大・小と、じゅーしーのみ。しかし、そのシンプルさが逆に「きしもと食堂」の真骨頂を感じさせます。注文してから数分で、目の前には美味しそうな沖縄そばが運ばれてきます。スープは鰹出汁と醤油のバランスが絶妙で、一口飲むとその深い味わいに引き込まれます。麺は昔ながらの製法で作られ、その風味と歯ごたえは他の店では味わえないもの。特に、灰汁を使用した伝統的な製法で作られる麺は、噛むごとに小麦の甘みが口の中に広がります。

この店の魅力は、ただの沖縄そばを提供しているだけではありません。その背景には、創業者の岸本オミトさんから始まる長い歴史と、それを守り続ける家族の想いがあります。現在は四代目として店を継ぐ弘樹さんが、その伝統を守りながらも新しい風を取り入れています。

きしもと食堂、沖縄の宝

周辺の穏やかな雰囲気とともに、「きしもと食堂」は沖縄の歴史と文化を五感で感じることができる場所。一度訪れれば、その魅力に引き込まれること間違いなしです。沖縄旅行の際には、ぜひ「きしもと食堂」で、本物の沖縄そばを味わってみてください。

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