広島県の鞆の浦、映画やドラマの舞台として知られる風情ある港町。その鞆の浦に、私が訪れた際に心を奪われた一軒のお店があります。その名も『千とせ』。今回は、この鯛亭の魅力をたっぷりとお伝えしたいと思います。
鞆の浦:映画の舞台から歴史の深みへ
鞆の浦は、映画『崖の上のポニョ』の舞台やドラマ『流星ワゴン』のロケ地としても知られています。また、坂本龍馬との深い関わりがあり、竜馬ゆかりの施設や見どころが点在しています。そんな歴史と風情が香る場所に、『千とせ』は存在しています。
『千とせ』:待ち時間も惜しくない絶品の味
私が訪れたのは、お昼過ぎの12時半頃。仙酔島行きの船『平成いろは丸』の乗り場の前に位置する鯛亭の前には、既に30人ほどの行列が。しかし、その待ち時間は決して無駄にはなりませんでした。45分の待ち時間を経て、店内へと案内されると、そこには凛とした空気が流れていました。
選べる鯛定食:鯛の旨味を最大限に楽しむ
席に着くと、私の目に飛び込んできたのは、選べる鯛定食。これは鯛めしと吸い物、中鉢に大根サラダに加えて、鯛の塩焼き・鯛の煮つけ・鯛の天ぷら・鯛のお造りの4種類からお好みで2品を選べるものです。私は迷った挙句、鯛のお造りと塩焼きを選びました。鯛のお造りは厚みがあり、ぷりぷりとしていて、最高の触感でした。もちろん塩焼きも言うことなし。鯛めしは鯛のアラから出汁をとっており、鯛の旨味とご飯の美味しさを満喫でき、どれもこれも、絶品の一言。特に、薄味でありながらも鯛の旨味がしっかりと染み込んだ鯛めしは、食べ続けたくなる美味しさでした。
そして、驚いたのはその価格。観光地でありながら、この味、このボリュームでこの価格は、非常に良心的だと感じました。鞆の浦を訪れる際には、是非とも『千とせ』を訪れることをお勧めします。
最後に、鞆の浦に訪れた際には、映画やドラマの舞台を巡るだけでなく、『千とせ』での絶品の鯛料理を堪能することを忘れずに。その味、その雰囲気、すべてが鞆の浦の魅力を凝縮しています。